学のない僕が本を読んだ

いろんな本の感想を綴っています。参考にならないものがあるのも悪しからず。

【感想】通訳日記 ザックジャパン1397日の記録

 僕はサッカー経験者ではないんですが、サッカーを観戦するのは好きで、ブラジルワールドカップも大きな期待を胸に見ていました。評価の高かったドイツワールドカップでは打ちのめされ、評価の低かった南アフリカワールドカップではベスト16。

 今回、大会前の評価は高かったと思います。

 その結果、コートジボワールには後半に逆転を許し、1人退場したギリシャを攻め崩せず、コロンビアには力負け。

 確かに、最終的にザックジャパンは結果を残すことはできませんでした。しかし、アジアカップで優勝し、コンフェデで心痺れる試合をし、アウェーでオランダと引き分け、ベルギーに勝利したことは忘れませんし、何よりザッケローニの人柄に惹かれている自分がいました。

 さて、今回はザッケローニの通訳である矢野さんが記していた日記を書籍化したものを紹介します。 

 

通訳日記 ザックジャパン1397日の記録 (Sports Graphic Number PLUS)

通訳日記 ザックジャパン1397日の記録 (Sports Graphic Number PLUS)

 

 

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【感想】リーダーの信念(五木寛之 風のCafe)

 本書はBSフジの「五木寛之 風のCafe」において放送された五木さんと著名人の対談を書籍化したものになっています。

 

リーダーの信念 (風のCafe)

リーダーの信念 (風のCafe)

 

 

 こういう対談本というのは、対談を行っている方々の信念があぶりだされていくところが好きです。著名人が「リーダーの信念」という本を執筆したとしても、基本的にはまとめられた、整理された情報が載っているので、それはそれで役に立つんですが、人柄が見えにくいというか、その信念に至ったバックグラウンドが見えてこないんですよね。

 一方、このような会話形式の内容だと、彼らがどのように苦悩してそこまで登りつめたのか、リーダーとしてどう困難と向き合うのかとかが実体験から語られています。そこから学ぶものというのは、読者ごとに違い、僕が感じたことをみなさんが感じているとは限りませんし、逆もまた然りです。

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